2012年2月14日火曜日

VoyageMPD dcs方式 DSDネイティブ再生(1)

快適に音が出ている。非常に綺麗でしっかりした音で、エレアトUDA+FN1242Aと比べても遜色のない感じだ。

DSD再生中のXMOSを見てみると、176442Hz,16bitと表示されている。間違いなく、dcs方式のDSDネイティブだ。


そもそもdcsが1746.4kHzのPCMを使ってDSDをUSB機器に送ろうと考えたのは、DSDと16bit/176.4kHz のデータが同じ大きさだからだ。

DSD = 1bit × 2.8224MHZ = 2.8224Mbits
16bit/176.4kHz=16bit × 176.4kHz = 2.8224Mbits

16bitに8bitの10101010 を加えて24bitにして、24bit/176.4kHzにする。このフォーマットは、USB
Audio Class2.0に対応するUSB機器ならほぼ全ての機器が対応可能だ。


今回の機器構成を書いておく。

ALIX VoyageMPD

dcs対応のMPDが必要、dcs対応パッチまたはMPDバイナリーがいずれ公開されると思われる。

ユルゲン・クレーマーさんのdcsパッチ
http://comments.gmane.org/gmane.comp.audio.musicpd.devel/2127
http://news.gmane.org/gmane.comp.audio.musicpd.devel
http://slimnet.home.xs4all.nl/mytek/

パッチが公開されました。
http://asoyaji.blogspot.com/2012/02/voyagempd-dcsmpd.html


/etc/mpd.conf の編集

decoder {
plugin "dsdiff"
enabled "no"
}

decoder {
plugin "dsdiff_native"
enabled "yes"
dsdsampleformat "32"
tagsupport "id3pref"
}

を追加


USB Audio 2.0 Reference Design (以下 XMOS) 

dcs対応ファームウエアをダウンロードする
https://www.xcore.com/projects/dsd-audio-over-usb


XMOSのホームページで
XMOS Command Promptをダウンロード
http://www.xmos.com/products/development-tools


インストール手順
① ダウンロードしたファイルを解凍する
② XMOSにXTAG2を差込んでPCとUSBケーブルで接続する
③ XMOSとPCをUSBケーブルで繋ぐ
④ XMOS Command Promptを起動し、ダウンロードしたディレクトリに移動
⑤ xflash usb_audio.xe を実行


I2S
dcs対応ファームウエアをインストールすると、XMOSはSPDIF出力ができなくなり、I2Sのみとなる。

XMOS        BaffaloⅡ
DACDATA(Rch)  - D2(Rch)
LRCK(Lch)    - D1(Lch)
SCLK(Bitclok)  - DCK
GND        - GND

製品
dcs方式対応DSD-DAC製品には、
Debussy DAC(dcs社)($11,000)
Mytek Stereo192-DSD ($1,695)

Playback Designs MPD-3 DAC ($6,500)

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